「蒸気機関車がいた時代」

肥薩線 矢岳越え その3 人吉駅・吉松駅

 同じ肥薩線といっても八代-人吉間、吉松-隼人間とは全く違った様相を見せる特別な区間が矢岳越えだった。雄大な景観とともにスイッチバックが2駅もある、補機がつくという国内でも屈指の山岳路線だ。その区間の両脇を固める人吉駅、吉松駅は山越えのために上り下り列車ともに必ず重装備のD51への機関車交換がある特別な駅だった。

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吉松駅 【昭和46年11月4日】
ホームの端から吉松機関区を望む.ここは矢岳越えの重装備のD51と吉都線、肥薩線南部仕業の軽快なC55がいつも同居していた.


 
 
吉松駅 D51 700とD51 1151 【昭和44年3月20日】  
この日は夜行で着いた上伊集院が朝から雨だった.早めに切り上げて栗野でC55とC56を撮り、吉松に16:05着.17時半過ぎの844列車と845列車を撮る.結局移動はしたが一日中雨だった.


 
 
吉松駅 D51 545 【昭和44年3月24日】  
4日後にまた同じタイミングで撮ることになった.


 
 
吉松駅 D51 545とD51 700 【昭和44年3月24日】  
3/20とは違い雨が降っていないので遠くの山の稜線が見える.


 
 
吉松駅 D51 1170 【昭和44年12月30日】  
この時も小雨だった.昼過ぎの843列車が到着.


 
人吉駅 D51 1058 【昭和46年11月7日】
16:09発の845列車に本務機が連結される.


人吉駅 D51 1058 【昭和46年11月7日】  


 
人吉駅 D51 1079  【昭和46年11月7日】  
同じ845列車の後務機.


 
 
人吉駅 D51 1079  【昭和46年11月7日】  
豪快な汽笛二声で静々と発車していく.


 
 
人吉駅 D51 687 【昭和46年11月4日】  
秋晴れの人吉駅、10:53発の843列車が発車待ち.


 
人吉駅 D51 687 【昭和46年11月4日】  


 
人吉駅 D51 687 【昭和46年11月4日】  


 
人吉駅 D51 687 【昭和46年11月4日】  
安全弁がなかなかとまらない.


 
人吉駅 D51 687 【昭和46年11月4日】


 
人吉駅 D51 687 【昭和46年11月4日】  
1分以上安全弁が噴きっぱなし、本務機の汽笛に呼応しいよいよ発車.


 
 
人吉駅 D51 687 【昭和46年11月4日】  


 
人吉駅 D51 687 【昭和46年11月4日】


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人吉駅 【昭和46年11月4日】  


 
 
【「その4」に続きます】

肥薩線 矢岳越え その1 盛夏】2021 .11/15〜2022. 3/14
肥薩線 矢岳越え その2 1121列車に乗って】2022. 3/15〜7/14

 
 
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