「蒸気機関車がいた時代」

函館本線 急客「ていねニセコ その1

 初めて北海道に渡ったのは昭和41年3月のこと。冬の北海道に行くきっかけとなった40年夏に交友社から刊行された「SL」no.1巻頭掲載のC62重連急行「まりも」は、同年秋のダイヤ改正で札幌-釧路間の「まりも」と函館-札幌間の「ていね」に分割された。
さらに「ていね」は昭和43年10月改正で「ニセコ」と改称されたが昭和46年秋のDL化までC62牽引で運転された。
【「その1」は函館-長万部です】

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函館駅 C62 30【昭和43年3月7日】  
106列車「ていね」が函館に到着。既に青函連絡船に乗り継ぐ多くの客は足早に桟橋を歩いている。
この機関車のこの後の仕業は、五稜郭機関区で給水給炭・待機し夜行の「たるまえ」で長万部を往復、そして明日の105列車の本務機となり小樽築港機関区へ戻る。



 
 
函館駅 C62 30【昭和43年2月24日】  
下り急行「たるまえ」が発車を待つ。この機関車は長万部を往復し、明日の下り「ていね」の本務機になり小樽築港機関区に戻る。
「ていね」「ニセコ」ではありませんが、C62の運用上つながっているので掲載しました。


 
 
函館駅 C62 44【昭和44年3月3日】  
下り急行「すずらん6号」が発車を待つ。「たるまえ」は昭和43年10月改正で「すずらん6号」となった。


 
 
函館駅 C62 44 【昭和44年3月3日】  
下り「すずらん6号」で行き、上り「すずらん6号」で戻る長万部往復の仕業。


 
 
函館駅 C62 30 【昭和41年3月23日】  
上り「たるまえ」が早朝の函館に到着。この機関車が今日の下り「ていね」の本務機となり小樽築港機関区へ戻る。


 
函館駅 C62 2【昭和44年2月21日】
下り「ていね」は昭和43年10月のダイヤ改正で、気動車急行の「ニセコ」に名称統合され「ニセコ3号」となった(上りは「ニセコ1号」)。それに伴い列車番号は105,106から103,104となった。


函館駅 C62 2【昭和44年2月21日】


函館駅 C62 2【昭和44年2月21日】
C62の向こうに5分先発の14:10発室蘭本線千歳線経由札幌行き急行「すずらん2号」が見える。


函館駅 C62 2【昭和44年2月21日】
そろそろ連絡船が到着する。


函館駅 C62 2【昭和44年2月21日】
客車内はすでにスチーム暖房で暖められている。連絡船デッキ、桟橋、階段、ホームを移動し冷えた身体の旅人たちは車内に入るとやっと一息つける。
今日の山線は厳しい天候になりそうだ。



 
渡島大野-仁山 C62 30【昭和41年3月23日】  
仁山越えのために渡島大野でD52の後補機をつけた105列車がやってきた。


 
 
渡島大野-仁山 【昭和41年3月23日】  
この年の秋に藤代線が開通し、下り列車のほとんどが仁山を通らなくなり渡島大野-大沼間の補機運用はなくなった。


 
仁山-大沼 C62 3【昭和43年2月23日】
105列車が大沼駅に接近。すでに藤代線が開通しているのでD52の後補機はない。


仁山-大沼 C62 3【昭和43年2月23日】
この105列車が森ですれ違う106列車が次のコマの大沼通過写真。


大沼駅 C62 32【昭和43年2月23日】
106列車が素晴らしいスピードで通過、函館は近い。この日は夕方まで晴れが続いた。
ホームには通過確認のために助役さんが・・・。この位置で撮らせてもらえたことに感謝。


東山-姫川 C62 3【昭和43年2月28日】
105列車が駒ケ岳山麓を森に向けて下る。


東山-姫川 C62 3【昭和43年2月28日
美しい客車の連なり。


 
森駅 C62 30【昭和43年2月24日】  
106列車が森駅に到着。


 
 
森駅 C62 3【昭和45年3月3日】  
104列車が森駅に到着。


 
 
森駅  C62 32【昭和43年2月24日】  
105列車が森駅に到着。


 
国縫駅 C62 3【昭和44年2月22日】
猛烈な吹雪の中、突然現れた103列車が国縫駅を通過。


 
中ノ沢駅 C62 32【昭和42年3月3日】  
105列車が123列車を追い抜く。


 
長万部駅 C62 2【昭和45年3月2日】
104列車が前補機を切り離して長万部を発車。函館まで2時間ほど。


長万部駅 C62 15【昭和46年3月19日】
103列車が進入。


 
長万部駅 C62 27【昭和42年3月8日  
105列車が到着。


 
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長万部駅 C62 27【昭和42年3月8日】  
長万部と小樽の間にはいくつもの峠があり、下りはここから重連運転となる。


【「その2」は長万部駅(重連)です】
 
 
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