「蒸気機関車がいた時代」

久大線・夏 その2 引治・豊後森・杉河内ほか

久大線は九州でも一番好きな路線だった。もともと九州は北海道と同じく大好きなところで、他にも筑豊界隈、肥薩線の矢岳越え、鹿児島本線南部なども好きだったが久大線だけは特別だった。
撮影した場所は夜明から庄内の間で殆んど全ての駅に下車したことがある。数えてみたら、久大線の撮影は昭和39年12月から昭和44年3月までで延べ22日間もあり、路線別では九州では一番多いことに気がついた。
沿線は美しい山村が多く、山あいの玖珠川の渓谷を次々と渡る橋梁群、広やかな由布院盆地、途中の豊後森機関区など変化に富んでおり、さらにD60という機関車そのものが好きだったことがその理由かもしれない。

ここでは夏の引治、豊後森、杉河内を主体に光岡駅、田主丸駅、筑後大石駅の構内風景も掲載しました。

久大線の8620」 2012年 7/1〜10/31
 
久大線・夏 その1 豊後中村・由布院」 2013年8/15〜12/14

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光岡駅 【昭和42年7月】
真夏の日田盆地、光岡(てるおか)駅に鳥栖行き普通列車が進入、左は交換待ち停車中の日田彦山線日田行きのC11牽引普通列車。
(久大線は久留米と大分を結ぶ路線だが、列車は久留米側は鳥栖始発で運転されていた)


田主丸駅 【昭和40年8月】
鳥栖行き普通列車が田主丸駅に進入。どこの駅にもリヤカーがあり、荷物の積み下ろしに使われていた。
左奥には貨車が3輌もいる。大きな駅ではなくても貨物の取り扱いをしていた時代だった。


筑後大石駅 【昭和40年8月】
大分行き普通列車が筑後大石駅に進入。


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豊後森機関区 【昭和40年8月】
豊後森には機関区があった。


豊後森機関区 【昭和40年8月】
美しい扇形庫の左側には宮原線(みやのはる:Wikiのキハ07が見える。
森田芳光監督の遺作「僕達急行 A列車で行こう」に、この扇形庫がレールもなく上部のガラス窓も殆んど割れた廃墟のような姿で写っていた。


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豊後森機関区 【昭和40年8月】
D60はすべて大分機関区所属だったが、昼間の豊後森機関区にはいつもD60が1輌だけいた。


豊後森機関区 【昭和40年8月】


豊後森機関区 【昭和40年8月】


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豊後森機関区 【昭和40年8月】
キハ07が扇形庫から出てきた。


豊後森機関区 【昭和40年8月】
華奢なスポーク車輪が好ましい。キハ07にはアクセルとクラッチのペダルがあった。


豊後森機関区 【昭和40年8月】
宮原線はキハ07終焉の地となった。


豊後森駅 【昭和40年8月】
豊後森12:07発の大分行き621列車が到着。始発の鳥栖から終着大分まで148.6kmを途中32の駅に停車し、3時間半かかっていた。


豊後森駅 【昭和40年8月】
機関助士が九州特有の大きな輪のタブレットキャリアを用意している。
豊後森は駅前から耶馬渓行きのバスが出ており観光客の乗降が多かった。


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杉河内-北山田 【昭和42年7月】
久大線は杉河内の前後で玖珠川を3回渡る。列車は鳥栖行き普通列車。


杉河内-天ケ瀬 【昭和42年7月】
天ケ瀬を出た列車はしばらく玖珠川に沿って走り杉河内の手前で蛇行する玖珠川を続けて2回渡る。これは大分行き普通列車が2つ目の橋梁に飛び出したところ。鉄橋を越えるとすぐトンネルのため、短急汽笛一声が谷間に響き渡る。


杉河内-天ケ瀬 【昭和42年7月】
橋梁の向こうに未舗装の国道210号線が見える。トンネルを出るとすぐ杉河内駅だ。


 
  引治-恵良 【昭和42年7月】 連続写真1/3  
 陽炎が立つ暑い盛りの午後の高原、日向は暑い。


 
 
 引治-恵良 【昭和42年7月】 連続写真2/3  


 
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引治-恵良 【昭和42年7月】 連続写真3/3


 
 引治-豊後中村 【昭和42年7月】  
暑い夏の午後だが高原地帯なので日陰に入れば結構涼しい。後方に万年山(はねやま)が見える。
久大線の普通列車は最短で客車4輌、最長で6輌だった。


 
 
 引治-豊後中村 【昭和42年7月】  


 
 
 引治-豊後中村 【昭和42年7月】  
門司港発日田彦山線経由由布院行き急行「あさぎり」が行く。


 
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 引治駅 【昭和42年7月】  
 やっと日が傾いてきたところに玖珠川の鉄橋を渡り17:35発大分行き637普通列車がやってきた。暑い一日もやっと暮れようとしている。


 
撮影場所の特定で、大分市のW様に現地調査等ご協力をいただきました。W様ありがとうございました。

「久大線・夏」シリーズは今回の「久大線・夏 その2 引治・豊後森・杉河内ほか」で終了です。
久大線は今後夏以外の季節で別に4回ほど掲載を予定しています。



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