「蒸気機関車がいた時代」

小海線 その4 雪の季節

 山岳風景が見事な小海線、やはりどうしても冬景色を撮りたくてC56最後の冬に4回訪問した。高原野菜の収穫季節以外はC56牽引貨物は1往復しかなく、小淵沢-信濃川上間では上りは午後まで来ないので朝7:45小淵沢発の193貨物列車を車でゆっくり追いかけながら、小淵沢大カーブ、小泉-大泉間、清里駅(30分近く停車)、清里-野辺山、野辺山-川上あたりで撮ってR141→R20でそのまま帰京するという行程だった。

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小淵沢 【昭和46年12月18日】
冬季撮影の 1回目は昭和46年12月半ば、天気予報を見て出かけた.タイヤはノーマルで鉄鎖のタイヤチェーンを携行する.


 
小淵沢-甲斐小泉 C56 149 【昭和46年12月18日】
 しかし予想より山の雪が少なくちょっとガッカリ. 鳳凰三山を背に朝の193列車が大カーブに現れた.
この先は凍結路になると思い既にチェーンを着装している.


 

小淵沢-甲斐小泉 C56 149 【昭和46年12月18日】


 
清里駅 C56 149 【昭和46年12月18日】
 清里までの道は日陰部分のみ凍結が残っており、ひどい乗り心地に耐えながらチェーンが切れないようにゆっくり走った.
この日はここで終わりとして午後からの講義のために帰京.


 
国道20号線 「国界ドライブイン」 【昭和47年2月1回目】  
 次は厳冬期ということで、翌年2月に好天の予報を確認して出かけた.山梨県から長野県に入ってすぐの小淵沢方面分岐の手前に「国界ドライブイン」がある.冬に限らず、ここには毎回時間調整で必ず立ち寄った.当時は24時間営業のコンビニもなかったので暖かい食事ができるありがたい店だった.調べたところこの店は今もあるようでとても嬉しい.


 
 
小淵沢機関支区 C56 159 【昭和47年2月1回目】
国道20号から小淵沢駅まで上り坂が続くが日陰が凍結しているので途中でチェーンを装着.それでも時間がたっぷりあったのでC56を見に行く.


 
小淵沢機関支区 C56 159 【昭和47年2月1回目】


 

小淵沢機関支区 C56 159 【昭和47年2月1回目】


小淵沢機関支区 C56 159 【昭和47年2月1回目】
 この時はとにかく寒かった印象がある.


小淵沢機関支区 C56 159 【昭和47年2月1回目】


 
小淵沢機関支区 C56 159 【昭和47年2月1回目】  


 
   
小淵沢機関支区 C56 159 【昭和47年2月1回目】


 
小淵沢-甲斐小泉 C56 159 【昭和47年2月1回目】
小淵沢7:45発の193列車、背景は鳳凰三山.


 
小淵沢-甲斐小泉 C56 159 【昭和47年2月1回目】  
 背景は通称「かいこま」の甲斐駒ヶ岳.


 

 
甲斐小泉-甲斐大泉 C56 159 【昭和47年2月1回目】
ゆっくり追いかけても十分間に合う.背景は北岳.


 
清里駅 C56 159 【昭和47年2月1回目】  
 清里駅は停車時間が長いのでまた追いつける.


 
清里駅 C56 159 【昭和47年2月1回目】
凍結トラブルのようだ.


 
清里駅 C56 159 【昭和47年2月1回目】  


 
 
清里駅 C56 159 【昭和47年2月1回目】  


 
 
清里駅 C56 159 【昭和47年2月1回目】  


 
 
清里駅 C56 159 【昭和47年2月1回目】  


 
 
清里駅前 【昭和47年2月1回目】  
駅前もカチンカチンに凍りついており、北海道並みの油氷だった.


 
 
清里駅前 【昭和47年2月1回目】  


 
 
清里駅前 【昭和47年2月1回目】  


 
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 小淵沢-甲斐小泉 C56 150 【昭和47年2月2回目】  
 2月の2回目訪問時はやや雪が少なかった.


 
 
 甲斐小泉-甲斐大泉 C56 150 【昭和47年2月2回目】  
 またゆっくり追いかけて1回目と同じ地点へ.


 
 
  甲斐小泉-甲斐大泉 C56 150 【昭和47年2月2回目】  
背景は鳳凰三山.


 
   
 清里-野辺山 C56 150 【昭和47年2月2回目】  
 清里で追い越して境川橋梁へ.


 
 
  野辺山-信濃川上 C56 150 【昭和47年2月2回目】  
さらに野辺山で追い越して川上側で撮影.


 
 
  小淵沢-甲斐小泉 C56 144 【昭和47年4月10日】  
4月に入り 春先のつもりで出かけた.朝には天気が回復するという予報通り未明の甲府の路面は濡れていたが、列車が来る頃には快晴となった.


 
 
   小淵沢-甲斐小泉 C56 144 【昭和47年4月10日】  


 
 
   甲斐小泉-甲斐大泉 C56 144 【昭和47年4月10日】  
ところが小淵沢から上がっていくと積雪が出てきてビックリ.下は雨だったが標高の高いところは春の淡雪だったようだ.
右から甲斐駒ヶ岳、鳳凰三山、やや遠くに北岳.これほどの大景観に恵まれるとは運がよかった.


 
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   清里-野辺山 C56 144 【昭和47年4月10日】  
 清里で追い抜いて境川橋梁で撮る.

 
 【小海線は今回で終了です】

 
小海線 その1 小淵沢・甲斐小泉・甲斐大泉」2019.2/1~5/31
小海線 その2 清里・野辺山」2019.6/1~9/30

小海線 その3 「高原野菜」の季節」2019.10/1~2020.1/31
 
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